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社会人が中国留学する場合に重視すべき条件を前のページで紹介しました。ここで、ちゃぶ台をひっくり返すような話をしなければなりません。それは、すべての条件を満たす大学はない、ということです。
例えば、「授業中に発言しやすいように少人数クラス」、「自分に合ったクラスを選びやすいようにレベル分けが多い」という2つの条件を挙げたとしましょう。この2つの両立は非常に難しいです。
少人数クラスの大学は一般に留学生総数が少ないです。絶対数が少ないので、1クラスの人数も自然と少なめになります。ですが、留学生が少ないがゆえに、何段階もレベル分けをするのは難しくなります。
逆も然りで、留学生が多い大手大学は、留学生が多いがゆえに多段階のクラス分けが可能で、同時に留学生が多いがゆえに、1クラスの人数も多めになりがちなのです。
そこで必要になってくるのが条件の優先順位付けです。
大学を選ぶに際し、どの条件を優先するのか、そして、どの条件についてはどの程度まで妥協できるのか。これを明確にしておくことで、留学する大学を一気に選びやすくなるのです。
留学する大学選びは、引っ越すときのマンション探しに似ています。「家賃が安くて、駅から近くて、床がフローリングで、南向きに大きな窓があって、駅との間にスーパーがあって、近くにおしゃれなカフェがあって・・・」
そんなこと言ってたら100年経っても引っ越せませんよね。
自分にとって重要な条件はどれなのか、どの条件ならば妥協できるのか。ここを明確にしておきましょう。
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